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2025年 3月 6日 入試後にやるべきことー次のステップに向けてー 福永

  さて、春になりましたね。受験生がひと段落ついた時期です。満足のいく結果を得た生徒、悔いが残る生徒。いろいろな表情をもつ受験生が校舎にはいると思います。

 ブログのテーマとしては、「春休みにやるべきこと」が指定されています。ほとんどの方が、大学に入った後どういうことが有用なのか、機能的なことを書いています。自分は他の人が書いていないことを書くために、あえて第一志望に合格できなかった方々に向けてメッセージを書きたいと思います。

 先に注意しておきますが、低学年の方はこの記事を読むことを強く勧めません。ネガティブな話題も多いですし、そもそもこれから一年頑張っていく生徒が、落ちた場合の想定をするのはナンセンスです。

 

 第一志望に合格できなかった皆様はすごく悔しいと思います。受験はものすごい量の努力をしてきたし、その努力がほとんど水の泡になったような気持ちになると思います。

 人として負けたような気がしていると思います。すごく落ち込むし、泣きたくなるでしょう。今まで自分がやってきた努力が馬鹿馬鹿しく思えてくるでしょう。自分より努力してこなかった人を想像し、比較し、結果を見て絶望することもあると思います。プライドが傷つけられるってやっぱり悲しいですよね。

 

 少し残酷なことを言うと、この段階で明確に勝者と敗者に分かれてしまったことは事実です。合格・不合格という制度がある以上、これは否定できません。しかし、忘れてはならないのはあくまで「この段階」だけであるということです。大学生になったからこそわかります。受験の結果って意外と重要じゃなかったりします。

 「重要なのはこの一年努力した過程」。受験生の時この言葉を聞いて馬鹿馬鹿しいな、とかって自分も思ってました。でも大学生になってみると、この言葉って案外、的を得ているなっていうことがわかります。

 第一志望に合格できなかった皆様は、おそらく浪人か、滑り止めの大学に行くという選択肢が与えられていると思います。

 まず、滑り止めの大学に行く方々へ。めっちゃ悔しいと思います。今までの自分の努力ってなんだったんだろう。人生の時間無駄にしたなー。俺はあんなに勉強してたのになんであの時遊んでたあいつと同じ大学に行くんだろう。

 こう思うのはたくさん努力してきた証だと思います。たくさん勉強したから悔しいし、たくさん勉強したから希望通りの大学に行けなかった自分を情けなく感じると思います。しかし、一つ明言できるのは受験というのは長い人生で見れば一瞬であるということです。就職とかに影響するんじゃないかなー、一生負け組なんじゃないかなーなんて錯覚するかもしれません。ぶっちゃけ大学が少し変わったくらいで別に働きたい会社で絶対働けなくなることはありません。いわゆるfラン、とよばれる大学から大成功している人なんてたくさんいます。これは決して、大学受験の結果が人生に影響しないと言っているわけではありません。イメージとしては大学受験の結果と、将来に相関がある、それくらいでしょうか。確かに相関はありますが、まだまだ変えられます。少し伝わりにくいかもしれませんが、人生を大学受験に例えると、今の皆様は夏模試の結果であーだこーだ言ってる、それくらいかもしれません。

 たとえ第一志望に合格できなかったとしてもそれを悔いてもしょうがないです。悔いていても何にもなりません。夏模試の結果があんまり良くなかっただけどめっちゃ落ち込んでる、そんな人をイメージしてもいいかもしれません。もう前を向く以外に道はありません。どういう大学生活を歩みたいのか。将来に向けて頑張りたいのか。たくさん遊びたいのか。色々経験したいのか。どんな将来もいいと思います。動くなら早めがいいことは明言できます。早く動くことの重要性は受験を終えた皆さまが一番わかってると思います。

 滑り止めに行くことになった皆様の心がこの文章で癒されたか、正直分かりません。この類のことなどどうせ色んな人から聞き飽きていると思います。ただ、全員が同じことを言うことはそれだけ大事なことだと言うことです。とにかく前を向いて、次のステップに行くこと、それが客観的にみても一番かっこいいです。

 浪人する方々へ。まあ色々思うことはあるでしょう。浪人するということは全落ちして進学する大学がないか、あと少しで合格できたと言う自覚がある人か。この二択が多いと思います。

 どちらにせよ自信を持ち続けることは難しいとでしょう。浪人したら大学に入ってプライドが許さないんじゃないかと心配している人へ。自分は第一志望に受かっているわけがないと思い浪人を考えていましたが、結構これは不安でした。入学した後に年下にタメ語で話されたり、同い年の人がなんか自分より学年が上であることにイライラしそうでした。ただ、実際入ってみると正直そんなことはないですね。大学なんて、浪人している人がたくさんいます。別に浪人しているからといって格落ちだなとかって思うことは全くないので本当に安心してください。自分の場合、大学の三分の一程度の人が浪人してますが、彼らの間で輪が作られていたり、彼らが仲間外れにされているところを見たことがありません。

 彼らにたまに、「(僕らと)一緒に話してて精神年齢が違うなーって思ったりすることある?」、とか、「同い年の人が先輩ってどう言う感じなの?」、などと聞いてみますが、大体「別に18年も生きてたらそこまで精神年齢は変わらない」とか、「先輩も大体同い年として扱ってくれる」、「後輩みたいな扱いもたまにされるけど、一年間全て止まったって感じ」であったり、「むしろ先輩と後輩両方と話せる立ち位置」、などと言っていて、自分が浪人を考えていた時の不安は全くないように言われます。

 あくまで個人の感想ですが、モラトリアムが一年伸びているようで正直浪人生が羨ましく思うこともあります。一浪しているだけあって、人生経験も一年長くなるし、親の保護下でなにかができる期間が伸びることは結構羨ましいです。

 色々言ってきましたが、結局浪人する未来もそこまで暗くないということです。別に一年勉強する期間が伸びたとしても達成感ややりがいは変わらないし、受かった後も高校生の時に思い描いていた理想のキャンパスライフは送れます。皆様が今やるべきは、こんなブログを読むのではなく、目の前の英単語を一つでも覚え、合格に近づくことだと思います。浪人時に落ちてしまったら、来年また痛い目を見ることになります。不合格時のつらさは身をもって体験していると思います。二度とそのつらさを経験しないための我慢の一年だと考え、精進しましょう。皆様の合格、心より願っております。

 さて、一年間ブログを書いてきましたが、おそらくこれが最後のブログでしょうか。最後まで読んでいたよと言う方は校舎で声をかけてください。自分は基本的に受験生に向けたブログを優先して書くようにしていました。結果はどうあれ、皆様はたっくさん努力しました。本当にお疲れ様です。この努力は忘れることがなく、まあ少なくとも一年間は皆様にとって有用な情報を話せるくらいに覚えてます。今でもこの努力をしてきた自分ならいける、というようにここでの根性が生きてきます。

 ようこそ、新たな一年へ。一緒に頑張りましょう。

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