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2024年 8月 11日 受験生時代の失敗談〜河合〜
こんにちは。いよいよ夏休みも後半に差し掛かっておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
夏が終わって秋になると、いよいよ本格的に受験が始まるという実感が湧くかと思います。
秋以降は、倒れた分の計画は巻き返せないことが多いですし、受験生の中である程度の最終順位が固まってしまう時期になります。
その際少しでも時間ロスを減らすため、今回は私の失敗談についてお話ししようと思います。
受験生の皆さんはぜひ私と同じ轍を踏まないようにしてみてください。
①添削をうまく活用しきれていなかった
夏を越えると国立受験生を中心に添削を受ける機会が増えるかと思います。
せっかく先生の時間をいただいて添削を受けますし、自分も工数を増やしていることになるので添削は有効活用したいところです。
しかし私の場合は秋の中盤まで添削をうまく利用できていなかったように思います。
というのも、添削が返ってきてもその復習方法がよくわからず、一度見直してファイルの中に眠らせてしまっていたのです。
これはまずいとは思っていた私は秋頃にやっと自分の中での添削復習方法が固まったので以下で皆さんに紹介させていただきます。
1.添削の中に疑問をなくす
→当たり前ですが、へ〜〜そうなんだ!で終わっても自分で再現できません。なぜその評価をされたのかについて徹底的に納得しましょう
2.知識面での不足があれば補う
→数学であれば論理展開の不備は単元や定理の不理解に帰着されますし、理社や英国での知識不足は命取りです。
3.問題の記述パターンを分析
→問題の傾向分析等はみなさんされていると思いますが、記述のみに着目した分析も必要です。どういった問題であったからどういった記述パターンが適していたのか、また、そうであるということにどこに気が付けば気がつくことが出来たのかを考え抜いて、再現性を高めましょう。
4.自分で再構成
→1~3を踏まえたうえで、もう一度書き直してみましょう。
ぜひひたすら再現性にこだわってください。
②自分の状況を俯瞰できず、科目バランスを誤った
受験への日が短くなるにつれて、だんだん自分が客観視できなくなってしまいます。
特に私は数学に不安を感じ続けた受験生だったのですが、直前期の冬に数学に大量の時間を投下するという愚行に出ました。
というのも、数学への不安が大きくなればなるほど、数学の得意な友人や「国立受験は数学のできる人が受かる」といったような周りの発言が、過剰な解きになってしまうのです。
そこで私は「数学がこのままだと落ちるのかもしれない」と思い、11-12月で勉強時間の多くを数学に割きました。
しかし冷静になってみれば、受験までの時間が短いのであれば自分の点数を最大化するために、得点の上がりやすい他科目を勉強するべきで、この行動は逆に直前期の不安に繋がってしまいました。
受験が近くなるとどうしても視野が狭くなるので、みなさんもぜひ定期的に先生や担任助手など、第三者に計画を確認してもらいましょう。
③結果への向き合い方
結果への向き合い方についても反省があります。
これから模試の結果がかなり気になってくるかと思いますが、これらの一つ一つにいかに向き合えるかによって、直前期の伸び幅がかなり変わります。
私は夏以降、この事実は理解していつつも、なかなか行動に移せませんでした。
具体的には、結果が怖くて模試の受験を減らしたり、復習だけして偏差値等をしばらく見ない等、とても勧められない事ばかりしてしまいました。
しかし、自分の手応えと順位の感覚は受験の戦略を立てる上で絶対に必要な事ですし、悪い結果こそ、「なんでそうなってしまったのか」を徹底的に分析することで、自分を押し上げられます。
結果は怖いですが、受験当日の結果で絶対に見返すという気持ちがあればいくらでも伸びていけるので、ぜひたくさんの結果で客観的に評価されて、それを受け止めてください。
見なくても結果は変わりませんが、見れば行動を変えられます。
④人との向き合い方
最後は人との向き合い方です。
私は受験勉強をかなり後発で始めたので高三の勉強時間は他の受験生に負けてはいけないと思い、かなりの時間勉強しました。
また、精神的に自分を追い込む癖があり、人と話す余裕がなくなってしまうことが多々ありました。
特に家族とは、かなり距離の空いてしまった1年間でした。
しかし、家族や友人が合格を伝えた際にとても喜んでくれて、自分の行動を大変反省しました。
やはり一人で頑張れる時間には限界があります。
今は平気でも、最後踏ん張れなくなってしまうので、ぜひこのことを頭の片隅に置いておいていただければなと思います。
またみなさんが受験勉強に集中できるのは、他の人が用意してくれた環境のおかげです。
何より感謝を忘れないことが大切です。
辛い一年のラストを走り抜きましょう〜〜