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2022年 12月 7日 私がこの大学学部学科に進んだ理由〜小林大樹〜

みなさんこんにちは。担任助手一年の小林大樹です。

いよいよ12月になり早い人ではもう期末テストを迎えているのではないでしょうか。

この時期の空気の匂いは受験の香りがしますね。例えではなく、乾いた冷たい空気の特徴的な匂いがしませんか?

高校時代を思い出す懐かしい匂いです。

さて、今回のテーマは

私がこの大学学部学科に進んだ理由

です。

私の通っている学部は前期教養学部文科二類というところです。

◯科◯類という学科の分け方は東大独特のものなので馴染みのない人も多いと思います。今回は詳しい説明はしませんが、文科二類は他の大学で言うところの経済学部にあたると考えてもらって差し支えないので、今回はなぜ経済学部に入ることにしたのかについて書きます。

そもそも高校に入学した時の私は理系志望でした。高校一年生の時には水素発電に関するセミナーを受けるために東京大学を訪れたり、物理地学研究部に所属して光の散乱に関する研究をしていました。

当時は水素発電がかなり分野として熱いと思っていて、大学でもエネルギー関係の学部に進みたいと漠然と考えていました。

 

経済学に興味を持つ転機はコロナ禍と共に訪れました。

コロナ禍が始まり数ヶ月が経った頃、世間では給付金やGo To Travel,自粛要請や病床圧迫などが毎日のニュースを席巻していました。

政策や要請が錯綜した時期に私が感じたことは、

 

コロナ禍は経済と医療の二項対立として捉えられる

 

ということでした。

国民の命を守るための自粛要請と経済活動を守るためのGo Toなどの施策は相入れないものでした。

いずれか一方が欠けても健康で文化的な最低限度の生活は送れません。その中で両者に折り合いをつけて政策を打つことが政府に求められていました。

そのような中で一律10万円の給付金は結果として期待されたほど成果を上げられなかった政策となりました。

 

「果たして経済学者は何をしているのだろうか?」

 

立ち行かない日本の経済を見て私は疑問を抱きました。

そんな時に経済学者によるコロナ禍での経済政策に関するウェビナーが開催されるという情報を目にし、参加してみることにしました。

そこには東大阪大経済産業省など、日本中の経済学者が集まっていました。

そこで私は経済学のマッチング理論やデータ分析、経済史など様々な学問分野があることを知りました。

また、経済学者たちが数学的な手法を用いてデータを分析をした上で給付金の金額を決定していたことなども知りました。

この時司会をしていた東大の渡辺安虎先生のお話に特に感銘を受け、東大の経済学部を目指したいと強く思うようになりました。

 

長くなりましたが、私が東大文二に進んだ理由は

 

経済学者の話を聞いて感動したから」

 

です。

人間万事塞翁が馬とはよく言ったもので、人生どのような出会いがあるかわかりません。

しかし、一つ確かなのは自分から行動しなければ未知と出会うこともありません。

今時はオンラインでのセミナーが行われているので高校生でも簡単に専門家の講演会に参加できるようになりました。

興味がない分野に飛び込む勇気と行動力さえあれば無限大の可能性が開かれています。

自分のやりたいことが見つかっている人もそうでない人も自分の可能性を探るための行動をしてみてください。

小林大樹

 

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