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2023年 6月 13日 模倣と勉強 ~小林大樹~
今日は夏みたいな暑さですが、今週いっぱいはまだ梅雨みたいな天気ですね。せっかくの晴れの日なので洗濯物を干しておけばよかったととても後悔しています。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。全国統一高校生テストが明けて2日になりました。
自己採点・復習は終わっていますか?
まだの生徒は今日中にしましょう。
試験中の自分がどのようなことを考えて間違えたのかがわかるのは試験直後の今だけです。
間違った問題と向き合いたくないという気持ちも分かりますが、実際の入試においては自己採点で出した共通テストの点数を参考にします。
自分自身の成長のためにもいますぐ、今日中に復習しましょう。
さて、今回のテーマは「模倣と勉強」です。
みなさんは“勉強の仕方”を教わったことはありますか?
分かりやすいノートの書き方や問題集の使い方、効果的な復習の仕方など勉強そのもののやり方については教わったことがない人もいるのではないでしょうか。
「もっと良い勉強の仕方がないだろうか?」というのは受験生の尽きない悩みだと思います。
私もこのような悩みを持つ一人でした。
特に苦手だった世界史はどうやったら覚えられるのか、どの教材を使えば良いのかという問題に悩まされていました。
ラッキーなことに私の周りには世界史がとんでもなく得意な友達が二人もいました。
この二人は歴史が大好きで基本的な知識は当然として、資料集の細かな知識や高校課程に含まれない世界史の雑学までも知っているような生粋の世界史オタクでした。
これだけたくさんの知識を覚えている二人の勉強方法を模倣すれば自分の成績も上がるのではないかと考えました。
二人に世界史の勉強方法について聞くとどちらも
「問題集は使ってない。基本的に教科書を読み込んでいるだけ。」と教えてくれました。
二人ともが揃って言うのだから教科書を読み込むという勉強方法は間違いないという確信を私は得ました。
そこで私は学校の行き帰りの電車で毎日世界史の教科書の読み込みを始めました。
結論から言うとこれは悪い勉強法ではありませんでしたが、自分にとってはベストではありませんでした。
日々読み込むことで教科書の内容に触れる回数が増え、インプットは増加しましたが、自分でまとめ直したり、問題集を解くことがなかったので知識の整理がイマイチでした。
振り返ると、二人は知識の土台が十分だから教科書を読み込むだけで十分理解できるのであって、教科書だけを読んでいるからその内容が完璧に理解できているのではないと気づきました。因果関係の逆転ってやつですね。
教訓としては、
「成績の良い人の勉強方法を模倣することは良いヒントになるが、盲目的に模倣することは危険である。」
勉強に伸び悩んでいる人は周りのうまくいってる友達に勉強の仕方を聞いてみて、良い勉強方法のエッセンスを考えてみるといいかもしれません。
次の模試は8月。残り二ヶ月です。
ここから二ヶ月皆さんが効果的な勉強方法を確立して成績を伸ばせることを祈っています。
頑張ってください。