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2024年 9月 6日 東京大学文系 入試情報〜福永〜

 お久しぶりです!東京大学文科三類の福永悠人です。9月になりました。最近はいつ雨が降るかわかりづらく、サイクリングが趣味である自分にとってはかなりやりづらい季節ですね。
 さて、少し話が逸れましたが今回のテーマは「担任助手の大学紹介!!!」です。とは言っても中目黒校には東京大学に通う担任助手が4人もいるんですね、、、(東大志望にとってはかなり有用な校舎になってます!!)
 河合先生に関しては東大文系ということで自分と属性が完全に被っています。たくさん東京大学の情報が書けるということで今回は文系の入試情報に絞った記事を書いていこうと思います!


①文科〇類、進振り
 東大文系には主に3つの窓口があります。文科一類、文科二類、文科三類の3つです。東大は〇〇学部のような制度はなく、どの学部に進むかは入学後に決めます。入学後の大学の成績が良い順にどの学部に進むかが決められます。ただ大まかに言うと文科一類が法学部に進学しやすい時に有利で、文科二類が経済学部進学時に有利、文科三類が文学部進学時に有利というふうになっています。とはいえ、あくまで「有利」というだけであり入学後の頑張り次第では多くの人が進学する学部以外にも行くことができます。
 
② 配点&気にするべきこと
 文科一〜三類いずれも配点は変わらず、国語120点、英語120点、数学80点で、社会は日本史60点、世界史60点、地理60点の中から2科目選ぶ形になっています。
 入試の特徴の一つとして、科目数が多いことが挙げられます。国立大学の二次試験で文系に数学を課す大学がただでさえ珍しい上、社会を2科目勉強しなければなりません。国立文系で二次試験の科目が5科目もあるのは東大だけで、専用の対策が必要になってきます。京都大学や一橋大学などと比較されることも多いですが、一橋や京大は二次試験対策が必要な社会は一科目だけであるため、一橋や京大志望の生徒が簡単に東大志望になることは難しいです。その逆も然りで、一度東大志望になると案外一橋や京大を第一志望にしづらかったりします、、、。東大を目指す際は覚悟を持って目指すべきだと個人的には思います。
 もう一つの特徴として、点数のバランスが重視されることが挙げられます。もちろん、色々な得点戦略があり人それぞれどのように合格するかはご自身で考えてほしいです。しかし、東大の問題は難しい上、配点も全科目ほぼ同じであるため、一つの得意科目だけで合格できることが少ないことには気をつけてほしいです。
 数学が得意な生徒の皆様は苦手科目を勉強せず数学でカバーしようと考えているかもしれませんが、東大の数学は難しく安定して高得点を取ることが難しい上、数学の点数が80点と、二次試験440点のうち2割以下の点数となっており、数学が得意だったとしても苦手科目をおろそかにすることはおすすめできません。とはいえ、得点戦略は本当に人それぞれなので自分で勉強時間のバランスをよく考えましょう。


以上、東京大学の文系入試情報を書かせていただきました。文系となると東京大学は難しい印象を持たれがちで、目指すにはハードルが高いと思われやすいです。現役合格は一度しかできない以上、東大を目指すことはリスクがあることを考えた方がいいと思います。とはいえそれだけ目指す価値のある大学でもあるので、一度目指そうと考えられた方には精一杯努力してほしいです。
皆様のご活躍、期待しております.