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2024年 1月 27日 受験直前の過ごし方〜河合〜
いよいよ学校別試験の時期となりましたね。
こんにちは。担任助手一年の河合です。
今回のテーマは受験直前の過ごし方です。
もう二次試験が開始されている今、ここから何をすればいいのか?と迷う方も多い時期だと思います。
足りない部分が見つかっても、その対策に関しては、残された時間との相談が必要です。
メンタルの状態は人それぞれですし、他の方のブログでも言及されていると思うので、私からは限られた時間で「点数」を最大化するにはどういった頭の使い方をするか、一つの例をご紹介したいと思います。
それは、直前期の勉強において大切なのは、①取捨選択と②目的の明確化だということです。
①取捨選択
まずは取捨選択についてです。
解く問題の難易度も上がり、予習にも、演習にも、復習にもとても時間がかかると思います。
その時に闇雲に全てやとろうとすると、ここからの残り時間では計画が破綻します。
ですから、何からやるかを、点数ベースで決定しましょう。
自分がその問題を解くのにかかる時間と、その問題の配点を考えれば、すぐにも各問題のコストパフォーマンスがわかると思います。
その問題の対策が、自分の最終的な点数にどのくらいの影響を与えるのかを明確化して優先順位をつけ、試験時間内でのコスパが高い順に対策をしていきましょう。
②目的の明確化
次に、勉強の無駄を縮小するために、各教材に求めることを明確に意識しましょう。
その教材をやることで、自分はどういう力をつけたいのか?を考えることで、教材学習の無駄がなくなります。
例えばあなたが英語の長文の復習をとても丁寧にやっており、時間がかかっているとします。
まずは文章の内容を復習し、わからない単語を復習し、わからない構文を復習し、音読し…
こうした丁寧な復習はとても大切です。
しかし、英語の長文をやることによって何を得たいかを明確化すればこの時間は短縮されるかもしれません。
例えばこの例において、単語の復習は本当に長文演習で達成したい目標に合致するでしょうか?
おそらくあなたが英語長文の演習に期待するのは、長文を読む速さの向上や英語力の維持だと思います。
その目的以外の復習に時間をかけることには慎重になりましょう。
なぜなら無駄な「勉強の被り」を産んでいる可能性があるからです。
この例中で言うと、単語や構文の復習は「被り」に相当します。
多くの受験生は、単語帳や構文用の教材にそれらの能力の向上を委託しているのに、他の教材にも手を出すことは効率的ではありません。
それよりも、信じた一つの教材を100%にすることの方が、受験においては重要です。
こういった無駄は直前期には致命的です。
それぞれの必要な能力に特化した教材で、一つ一つの穴を潰していくことが大切です。
自分が入試までにつけなければいけない力と、自分はその教材に何を求めるているか?を今一度整理しましょう。
大学受験では、その日に出題された問題で、他の人より多く得点した人が合格します。
それは必ずしも本来の学力と一致するわけではありません。
もちろん、学力そのものの向上は全ての基本ですが、ここからの時期は「点数の最大化」に集中しましょう。