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2023年 10月 14日 メンタルとの向き合い方〜小林大樹〜
秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
古今和歌集の藤原敏行の句です。
冷涼な雰囲気が漂う良い句ですね。
実は内容もさることながら文法を勉強する教材としてもとても優れています。
受験生や高校2年生のみなさんはぜひ品詞分解と現代語訳に挑戦してみてください。以外と正確に訳すのは難しいですよ。
さて、肌寒い季節は空も暗くなるのが早く、鬱屈とした空気が流れているようで私は苦手です。
そんな季節だからこそメンタルとの向き合い方について考えてみましょう。
気持ちが落ち込むのはどのような時でしょうか?
解けない問題があった時、模試の成績が振るわなかった時、勉強しようと思ってたのにできなかった時、友人の勉強が自分より進んでいた時、人間関係がうまくいかない時など様々あるでしょう。
おおよその心の浮き沈みは取り返しのつかない過去の事象に関するものです。
そんな時の対処法は簡単です。
落ち込まないようにしましょう。
理不尽だけど一番効きます。
現実を真摯に受け止めて少し反省したらそれで十分です。
過去は変えられないので少しでも挽回するために思考を未来に持っていきましょう。
今回は仕方ないと言って笑い飛ばせるくらいのメンタルが一番いいと思います。
笑い飛ばした上で状況を改善するためにできる最大限の努力をしましょう。
一心不乱に努力すれば成果は出なくとも達成感を覚えることができます。
落ち込んだ気持ちを相殺する前向きなイベントは自分から作り出していきましょう。
心は形のないものです。
頭では分かっていてもなかなかうまくいかない時もあります。
落ち込む時も立ち止まってる暇はありません。
不安は最後まで付き纏うと覚悟してください。
共通テストまで残り約90日。
11月5日には全国統一高校生テストが控えています。
最大限のパフォーマンスが発揮できれば良いですが、うまくいかない時もあります。
みなさんの検討を祈っています。